今回はWebマーケティングの視点からWebサイトの作り方を解説していきます。今回もWEBを活用して成功を収めるためには何をすればいいかをテーマにして書かれた書籍をベースにしています。Webマーケティングの要点やWebサイトの作り方については、「TANOSHIKA HP作成」サイトにも掲載しています。
<参考図書>
「Webマーケティングの正解」 西 俊明 著 発行所:株式会社技術評論社
1、Webサイトは、ユーザーと検索エンジンを徹底的に意識する
★あなたの商品・サービスが選ばれるためには、ユーザーの「動き」に着目しましょう。 ★ユーザーごとに動線を想定し、Webサイトに組み込み、多くの競合の中から選んでもらえるように改善を繰り返すことが重要です。 ★ユーザーの動きを利用するには、Webサイトの「目的」を絞りましょう。 ★複数の目的がある場合、Webサイトを目的の数だけ制作しましょう。 ★ユーザーにとって重要なコンテンツはテキストです。Webサイトのデザイン(静止画・動画)も一定の水準は必要です。 ★あなたの書く文章で顧客との関係を作り、期待を育成することが重要です。 ★目的のボタンはどのページからも一番目立つようにしましょう。 ★ユーザーにも検索エンジン(主にgoogle)にも好かれるWebサイトを目指しましょう。 ★検索エンジンで上位表示するための施策をSEOといいます。上位表示しなければターゲットユーザーに届きません。 ★ユーザーにも検索エンジンにも好かれる正統派SEOの戦略と実行法を学び、実践してください。
2、「結果・共感・保証」を書き、ユーザーの信頼を勝ち取る
★Webサイトに「戦略ストーリー」(売れる仕組みの考え方)を組み込みましょう。 ★顧客が手にできる結果を具体的に記述していきましょう。 ★商品・サービスの説明に加え、「顧客にとって、どのような価値があり、ベネフィット(便益)やメリットをもたらすか」を明確にすることがより重要です。 ★商品・サービスのベネフィットは「顧客の悩み・痛みを解決する」「顧客に快感・快適を与える」の2つしかありません。 ★顧客に共感してもらい、信頼関係が構築できるストリーを文章にしてください。 ★まずは、顧客の信頼を得るために、「会社概要」を充実させましょう。 ★信頼性アップのためには「お客様の声」「よくある質問」「個人情報取扱方針」の3つのページも大切です。
3、ユーザーにも、Googleにも、やさしいサイトの構造
★Webサイトの構造を正しく伝えるための技術に、「内部リンク」「パンくずリスト」「サイトマップ」があります。
「内部リンク」が上位表示のカギを握る
★Webサイトはできれば3階層以下で作り、内部リンクを貼って目的のページに遷移できるようにましょう。 ★上位表示したいページには、他のページからのリンクを集めるような構造にしましょう。
「パンくずリスト」で分かりやすい道しるべを示す
★「現在、自分がWebサイトのどの階層にいるか」を分かりやすく表示したナビゲーションを「パンくずリスト」と呼びます。 ★「パンくずリスト」の各テキストはアンカーテキストとなり、内部リンクの強化にも役立ちますので、ぜひ導入ておきましょう。
「サイトマップ」は、ユーザー用とGoogle用どちらにも用意する
★「サイトマップ」とは、Webサイトの中にどんなページがあるかを一覧にしたものです。 ★検索エンジン向け「サイトマップ」を、GoogleサーチコンソールでGoogleに送信しておきましょう。
4、しっかり読まれて検索順位も上がるコンテンツの秘訣
★「有益で信頼できる情報」を発信しているページがユーザーに好かれます。 ★「売れる仕組み」の中で、特にコンテンツに着目したものを「コンテンツマーケティング」と呼びます。 ★「キーワード」を意識してWebページを作成しましょう。 ★キーワードの選択・活用は、SEOにとっても非常に重要になります。 ★「見込み客に検索してほしいキーワード」を含むページをWebサイトに追加していくことがSEOの基本的な考え方です。 ★キーワードを意識しながら「価値ある情報(有益で信頼できる情報)」を発信しましょう。 ★関連キーワードを「ラッコキーワード」などで取得してWebサイトに盛り込みましょう。 ★中小企業で情報を継続的に発信していくには、ブログの活用がおすすめです。 ★関連キーワードを参考にブログを書いていきましょう。 ★「実際のお客様対応経験」「日々の業務内容」はブログ記事のネタの宝庫です。 ★「はてなブックマーク」や「NAVERまとめ」などでトレンドを知って、継続的に読まれるコンテンツにしましょう。
5、ユーザーの「背中を押す」ためのライティングテクニック
★はっとさせるキャッチコピーで、ユーザーの心をつか見ましょう。
キャッチコピーに必要な三つの条件
1,ターゲットを絞り「自分ごと」と思わせる。 2,ベネフィット(価値)を明らかにする。 3,数字を使うなど具体的な表現にする。
★「緊急性」「希少性」「権威・話題性」「プレミアム感」のある言葉を使って、より興味を持ってもらうようにしましょう。 ★「今行動しなければならない理由」を書いて顧客の行動を促しましょう。 ★ユーザーの五感に訴える「シズル」を書いてイメージしやすくわかりやすくしましょう。 ★「心理法則」は使いすぎに注意しましょう。 ★心理法則には、「返報の法則」「ザイオンス効果」「希少性の法則」「一貫性の法則」「ハロー効果」「デモンストレーション効果」「バンドワゴン効果」「カリギュラ効果」「コントラスト効果」「相対性の効果」「ザイガニック効果」などがあります。
6、さらに検索順位を上げるための「キーワード戦略」
★SEOのポイントは、「キーワード選び」「内部施策」「外部施策」の3つだけです。 ★キーワード選びでSEOの成果の半分以上が決まります。 ★狙うべきは、ライバルが少なく、ユーザーのマインドに合うキーワードです。 ★検索キーワードがどれぐらい検索されているかを調べておきましょう。 ★どれぐらいの回数(ボリューム)検索されているかは、「aramakijake.jp」というツールで調べることができます。 ★ユーザーの検索意図から「クリック率」を考えてキーワードを選びましょう。 ★最初は検索ボリュームの少ない複合キーワードを選びましょう。
7、Webサイトをギリギリまで最適化する「内部施策」
★適切なキーワードを「タイトルタグ」「見出しタグ」「メタディスクリプションタグ(説明文)」に入れましょう。 ★タイトルはたいへん重要視されますので、必ずキーワードを含ませましょう。 ★大見出し(h1)と小見出し(h2~h6)があります。「h1」タグは通常1ページに1つだけ使います。 ★お客様は「説明文」を見てWebサイトに訪問するかどうかを判断しますので、必ずキーワードを入れておきましょう。 ★Googleサーチコンソールを利用して、流入キーワードの確認や内部施策の状況をチェックしましょう。 ★Googleサーチコンソールを導入することでWebサイトにユーザーがどのように流入しているかが詳しく調査できます。 ★Googleサーチコンソールでペナルティやセキュリティに関する通知を確認できます。 ★GoogleサーチコンソールによってGoogleがWebサイトをどのように認識しているかがわかります。
8、ユーザーと検索エンジンに支持されながら、良質なリンクを集める「外部施策」
★外部施策とは、「他のサイトからあなたのサイトへリンクを貼ってもらう」ことです。 ★いかにして「良質なサイトから被リンクを集めるか」というのが外部施策の基本的なテーマとなります。 ★コンテンツマーケティング+被リンク獲得で最強のSEOを目指しましょう。 ★まずは無料ブログで「読んで役に立つ」サテライトサイトを作りましょう。
サテライトサイトのメリット
1,サテライトサイトからメインサイトへの流入アクセスが見込める。 2,サテライトサイトからメインサイトへの被リンク効果が期待できる。 3,日記などの記事で、親しみやすさを訴求することでファンが増える。
★外部施策を有力な競合に負けないレベルで取り組みましょう。
有効なサテライトサイトの構築方法
1,WordPressでWebサイト構築 2,日本語オールドドメインを利用する 3,IP分散サーバーを用意する
9、SEOのペナルティと分析
Googleのペナルティの要因
1,Googleのアルゴリズムに変更があった。 2,Googleのアルゴリズムによる自動ペナルティ判定に引っかかった。 3.Googleの担当者の目視による手動ペナルティ判定に引っかかった。
★ペナルティを受けた場合は、再審査などの手段を取って解決することもありますが、回復までには時間がかかります。 ★ペナルティの怖さを自覚し、ユーザーやGoogleにも好まれる施策を心がけるようにしましょう。
Googleアナリティクス分析でチェックできる代表項目
1,セッション: 「のべ人数」のことで、訪問回数のことです。 2,ユーザー: 「訪問者数」のことです。 3,ページビュー(PV) : 「PV数」のことで、解析指標の基本となります。わかりやすく言うとWebサイト内で閲覧されたWebページ数のことです。 4,新規ユーザー/リピートユーザー 5,参照元:トラフィックの流入元、たとえば検索エンジン( google など)やドメイン( example.com )を指します。 6,直帰率: 「離脱率」ですが、最初のページだけを見てサイトを離脱してしまったセッションの割合のことです。 7,平均セッション時間: 「平均滞在時間」のことです。ただし、最後のページの滞在時間は計測されていません。
★GoogleアナリティクスでWebサイトに対する日々の施策や運営の良し悪しの効果測定ができます。
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